ずりばいやハイハイが上手になってきて、そろそろつかまり立ち……という時期になると、楽しみな反面「危ない場所はないかな?」と不安にもなりますよね。
私もそうだったので、今回はできるかぎりの転倒対策や気を付ける部分をまとめました!
1歳を過ぎた息子が毎日伝い歩きで家中を歩き回っているので、我が家ではこれからお話することを重点的に気を付けています。
子どもは急にできるようになるので、つかまり立ちがいつ始まっても大丈夫なように対策しておきましょう(^^♪

息子はずりばいから急につかまり立ちできるようになったので焦りました(^^;
何かに掴まって片膝立ちや両膝立ちをするようになってからはすぐだったので、つかまり立ちの前兆だったようです!
つかまり立ちの転倒対策・気を付けること


特に家具の角、引き出しやキャスターなどの動くものに要注意です!
コーナーカバーやチャイルドロックを使う
まず危険なのが
- 家具の角
- 引き出しや棚の扉
です。
特につかまり立ちを始めたばかりの頃はバランスをとれず、ふらふらしたり思い切り倒れたりします。
勢いよく倒れた先に角があると危険なので、家具の角にはなるべくカバーをしましょう。転ぶ時は大抵後ろに倒れますが、膝が曲がってあごをぶつけることもあります。
引き出しや棚の扉が怖いのは、掴まって開いてしまった時、そのまま体重をかけて勢いよく閉め手や指を挟んでしまうからです。
そのため、柵などで届かないようにしたり、後付けのチャイルドロックで対策するのがおすすめです。
こちらのマグネットロックは、引き出しや扉の内側に付けるタイプなのでインテリアを邪魔しません。
「常にロック解除」にもできるので、お子さんが寝ている時などはいちいちロック解除しなくても開けられますよ。
バンドタイプのロックなら、引き出しや棚だけでなく炊飯器やお手洗いの蓋もとめられます。
我が家も上の2つを使っています。




賃貸なので、備え付けの棚には内側に付けるマグネットロックにしました!
物は手の届かない場所へ【特に長細い物は危険!】
ここでは「手に取ると危険なもの」と「つかまると危険なもの」に分けてお話します。
手に取ると危険なもの


特に気をつけたい物は
- リモコンや時計
- スマホ
- 熱い飲み物
- ペンや細長いおもちゃ
などです。
つかまり立ちが始まると、低い段差なら登れたり手の届く範囲が思った以上に広がります。リモコンや時計は中の電池を飲み込んでしまったら大変です。
また、特に気をつけたいのはペンや細長いおもちゃです。口に入れたまま転んだら危険なので、長細いおもちゃで遊ぶ時は近くで見守りましょう。



うちはラッパで遊ぶことがあるのですが、吹き口が完全に口に含める大きさなので、家事で目を離している間は手の届かないところに置いています
クッションなどに子どもが乗ると、薄い物でも目いっぱい背伸びをして腕を伸ばすので手の届く範囲がかなり変わりますよ。
つかまると危険なもの


例えば
- ハンガーや椅子にかかった洋服
- 椅子の上にあるクッション
- テーブルクロス
- ヒーターやストーブ
- 扇風機
などがあります。
掴まること自体が危ない物や、子どもが体重をかけた時掴まっている物自体が落ちてきてしまうパターンです。
特にテーブルクロスは子どもが転んでしまう可能性があるだけでなく、上に乗っている物も落ちるのでとても危険です。



室温の調整はエアコンや表面温度が低めの物を使うか、器具の周りをベビーサークルで囲うなどして使うのがおすすめです
子どもの力は結構強いので、サークルを部屋の角につけるように設置すると安心ですよ♪
お風呂場は滑るので要注意


お風呂場で気をつけたいのが
- 浴槽のヘリ
- かけてあるスポンジやタオル
- 置いてある洗面器
- ベビーバスからの立ち上がり
などです。
浴室の床は滑りやすいので、つかまり立ちをし始めたばかりの頃は特に危険です。
壁にかけてあるものだけでなく、洗面器やラックなど床に置いてあるものに手をかけて立ち上がろうとすることもあります。
手をかけたもの自体がつるっと滑るとそのまま転倒してしまうので、なるべく床には置かないようにするのがおすすめです。
我が家は突っ張り棒を張って、そこにフックでカゴをかけてシャンプーなどを入れています


手桶などはフック付きの磁石を使って子どもの手の届かない場所にかけています
また、床に滑りにくい浴室用マットを敷いておくのもおすすめです。
万が一転んでしまった時のためにも、適度に柔らかいものを敷いておくと安心ですね(^^♪
扉・キャスター付き家具など動くものに注意
掴まった物自体が動いてしまうパターンです。例えば
- 引き戸、扉、窓
- ハイローチェア
- キャスター付きのラックやお米入れ
などです。
引き戸や扉、鍵の開いた窓などは、動かした先で手や指を挟んでしまうことがあるので特に注意しておきたい場所です。
柵などを使って、できるだけ一人では触れないようにした方が安心です。
ハイローチェアやラックなどの重い物は、押す時より掴んだまま引っ張ってしまった時が危険なので、なるべく手の届かない場所に置くかキャスターのロックを必ずかけておきましょう。



息子はご飯を運んでいる時に、先に用意していたハイローチェアに掴まったまま後ろにバランスを崩してハイローチェアとテーブルの間に挟まりました(;;)
キャスターロックはかかっていたのですが、体重で動いてしまったようです
ベビーベッドの床板の高さ


メーカー側でも注意喚起されていますが、つかまり立ちができるようになる前に床板は下げておくのがおすすめです。



本当に子どもは急にできるようになります!
また、床板を下げていたとしても、ベッド内でお世話をしている時は常に自分がガードできる位置にいるか、ほんの5秒目を離すだけでも必ず扉を閉めます。
子どもは一瞬で間合いを詰めて立ち上がり、頭が重いのでそのまま落ちていきます。



一度だけ、自分の足元(本当に目の前)から保湿剤を取ろうとしてかがんだその一瞬で、息子が落ちそうになったことがあります
目を離す前、息子は座っていました
ベッドの柵につかまり立ちして、開けた扉部分から周りにすぐ手を伸ばそうとするので油断禁物です。
その他【床が柔らかすぎは× 靴下は△】


これまでにお話した他にも
- 靴下は滑り止め付き
- 床は柔らかすぎないように
- 人間にも掴まる
など、気をつけたいことはたくさんあります。
まず靴下ですが、滑りやすいので真冬以外は裸足の方が安心です。
履かせる場合は足の裏にゴムが付いているものか、室内用のプレシューズなどの滑らないものがおすすめです。
床は転倒対策で柔らかくしすぎると反対にバランスが取りづらくて危ないので、何か敷く場合は厚過ぎず適度な硬さのあるものを敷きます。



初めは頭からゴン!といきますが、慣れてくればちゃんとおしりから着地できるようになりますよ♪
床への転倒対策なら敷物だけでなく、リュック型のクッションを背負ってもらう手もあります。
前や横に転んだときはゴンっといくので必ず守ってくれるわけではありませんが、つかまり立ちを始めたばかりの頃は特に安心感があります。
ずり落ち防止ベルト付きで軽いので邪魔になりにくいです


なにより可愛い!
また、人にも掴まるようになります。こちらの動きなどお構いなしに掴まろうとするので注意が必要です。
歩き出す時や立ち上がる時、一度後ろを確認するのがおすすめです。



掴む力が結構強いので、直に掴まれるといててて!ってなります(笑)
髪が長い方も要注意!痛くても振りほどくわけにいかないので忍耐です(;▽;)
つかまり立ちで転倒したときは


思い切り転んだり頭を激しくぶつけたりした時、まず確認するのは
- 意識がはっきりしているか
- 手足に異常はないか
です。
大きな声で泣いていたり、抱っこしたりあやして泣き止むなら今すぐ救急へ!というほどではありません。
怖いのは
- 泣きすらしない(意識が無い・ぼんやりしている)
- いくらあやしても全く泣き止む気配がない
という時です。
意識がはっきりしない時やその場で吐き戻している時は迷わず救急車を呼び、窒息しないよう顔は横向きにして体を動かさないようにします。
まったく泣き止まない場合は体のどこかを痛めている可能性があるので、念入りにチェックします。
また、頭は打った直後は平気でも、後からじわじわと悪化する場合があります。
ぶつけてから数日は
- いつもと比べて元気が無い・寝てばかりいないか
- 吐き戻しが増えていないか
- 出来ていたことが出来なくなっていないか
などに気を付けて見ておきます。
少しでもいつもと様子が違うなと思ったら、すぐに救急や病院に電話しましょう。
頭をぶつけた時の受診の目安は、こちらのキャップスクリニックさんのページがとても分かりやすいです。
また、頭をぶつけた以外にも土日・夜間に受診を迷った場合は、#8000の短縮番号にかけると「子ども医療電話相談」の窓口に繋がるので、控えておくといざという時安心です。



「こんなことで……」と相談しないで不安でいるより、診てもらって「何もなくて良かったね」と安心して眠れる方が良いですよね(^^♪
おわりに:つかまり立ちに頭ゴン!は付き物


つかまり立ちの注意点
- 家具の角
- 引き出しや扉、キャスターなど動くもの
- お風呂場
- 細長い物やおもちゃ
- テーブルクロスなど掴むと落ちるもの
- ベビーベッドの高さ
ひとつ気にしだすと気になるところがたくさん出てきて不安になるかもしれませんが、ちょっと転ぶなどの多少の痛みや失敗は成長に必要です。



ぶつけたら痛いんだ、ということを学んでおくれ……(;▽;)
大きな怪我に繋がる部分はできる限り対策をして、安心して我が子の成長を見守りたいですね。
ゆき>゜)))彡~
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