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ゆき
1993年生まれ。目が笑わない系主婦(めっちゃ言われる)。

優しくてちょっと気弱な夫と2020年7月生まれ息子の3人家族です。
息子妊娠を機にブログ始めました。

「好きなことの中にも嫌いな部分がある。それも含めて好きでいたいな」そんな気持ちで毎日の「面倒!」を楽しんでいます。
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【映画の感想】『クレイマー、クレイマー』~正解のない離婚裁判~

こんにちは。ゆきと申します(^^♪

今日は映画『クレイマー、クレイマー』を観た感想をお話したいと思います。

これから観ようと思っている方、ネタバレ注意ですm(_ _)m

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目次

『クレイマー、クレイマー』について

この作品は1979年にアメリカで公開された映画で、原題は『Kramer vs. Kramer』つまり「クレイマーさんとクレイマーさんの戦い」ということで、当時のアメリカで社会問題になっていた離婚・親権問題をテーマにした映画です。

エイヴリー・コーマンの小説が原作となっています。

1980年の第52回アカデミー賞で、「作品賞」「監督賞」「脚色賞」「主演男優賞」「助演女優賞」を受賞した、映画評論家からも評価の高い作品です。(Wikipediaより)

主人公のテッド・クレイマーを演じているのはダスティン・ホフマンさん。最近の映画だと『新しい人生のはじめかた』に出演されていたり、『カンフー・パンダ2』で声優さんをされているようですね。

そして奥さんのジョアンナ・クレイマーを演じているのがメリル・ストリープさん。

今でも数多くの作品に出演されているのでご存じの方も多いのではないでしょうか。

昔の作品だと『マディソン郡の橋』での主演、最近のものだと『プラダを着た悪魔』『マンマ・ミーア!』、ディズニーが実写映画化した『イントゥ・ザ・ウッズ』では魔女の役をされています。

そしてクレイマー夫妻の一人息子、ビリー・クレイマーを演じたのがジャスティン・ヘンリーさん。あまりお名前を存じ上げないので少し調べてみたところ、初めて演技をしたこの作品で、アカデミー賞助演男優賞に史上最年少でノミネートされた子役さんだったそうです。

今もテレビドラマなどに出演されていますが俳優業はどちらかというと副業のようなもので、別で本業が成功しているビジネスマンだそうですよ。

あらすじ

家族のために仕事熱心なテッドと、仕事がしたくても夫に理解してもらえず家事育児に追い詰められるジョアンナの、幼い息子ビリーを巡る離婚・親権裁判のお話です。

ある日、仕事人間のテッドは半年かけてとった大きな契約と、昇格を約束された喜びを分かち合おうと意気揚々と自宅に帰ってきます。

そこに待ち受けていたのは、ジョアンナからの「家を出ます」。取り付く島もなく、そのままビリーをおいて本当に家を出て行ってしまうジョアンナ。

戸惑いの中、急遽始まった父子の生活。

ここでジョアンナに家事育児を任せっきりにしていたことが良く分かります。

テッドとビリーは失敗や喧嘩をしながらも段々と絆を深め、なんとか2人での暮らしを確立させていきます。

そんな折、それまで連絡のなかったジョアンナが突然現れ「生活の基盤を整えた。親権がほしい」と申し出て……。

全体的な感想

結末に触れないように感想をお話するつもりですが、なんとなく分かってしまったらすみません(^^;

テッドの気持ちもジョアンナの気持ちも、ビリーの気持ちもわかる!!という感じで、本当に正解がない問題だなと改めて感じました。

子どもにとって1番良いのは両親がまた一緒に暮らすことなんでしょうけど、親だって1人の人間で感情と人権がありますからそう簡単にはいかないですよね。

子どもを本当に愛しているなら自分を押し殺してでも一緒に暮らすべきだという考え方もあると思いますが、我慢して数年後、精神的に耐えられず心の病を発症してしまったら?それが、守りたかったはずの子どもへの虐待に繋がってしまったら?

全ては結果論で、この後のビリーと両親それぞれの人生がどういうものになるのかで、きっと正解は変わってくるんだろうなと思います。

少なくともビリーには、テッドからもジョアンナからもとても愛されているんだということを忘れないでいてほしいなと思います。

フレンチトーストのシーンが好きなのですが、なんというか、本当に家のこと何もしてこなかったんだなぁと呆れてしまうくらい酷いです(笑)

仕事はできても卵が溢れることは予測できないのね。もしくは別にそれでもいいと思っているのか……ただ、持ち手まで鉄製のフライパンを思わず素手で触ってしまうところは身に覚えがあります(^^;

私はたまに、持ち手までステンレス製のトングをついお鍋の中に置きっぱなしにして同じことをやります……。

印象に残ったのは、冒頭で家を出ていくジョアンナが乗り込んだエレベーターの扉が閉まっていくのを見つめるテッドのシーンと、最後の「ビリーと2人で話してこいよ」と部屋へ上がっていくエレベーターの中のジョアンナを見つめるテッドのシーンの対比です。

ちなみにこのシーン、原作の小説ではジョアンナとテッドが電話で話すところで終わっているんだそう。

視覚で印象に残せる映像作品だからこその対比シーンなのかなと思い、印象に残りました。

今後の3人の生活がどうであれ、きっとこの最後のマンションロビーでのやりとりはテッドとジョアンナの心に一生残るんだろうなと思います。

それから、テーマ曲がマンドリンの音が楽しく耳に残りやすいメロディだったので調べてみたところ、ヴィヴァルディの『マンドリン協奏曲・ハ長調』とのことでした。

有名な曲でCMなどにも使われているそうですね。全然気づきませんでした。

この明るい曲のおかげもあるのか、重めなテーマの映画ですが全編を通してそこまで重苦しくない雰囲気で楽しめました。

ジョアンナは「悪い」お母さんなのか?

結末には触れないように書いているつもりですが、なんとなく分かってしまったらすみません。

この記事を書くにあたって『クレイマー、クレイマー』について少し調べたりしたのですが、「一度は子どもを置いていったのに、後から『親権がほしい』という身勝手なジョアンナに嫌悪感」という感想が結構見受けられて少しびっくりしました。

私はどちらかというと真っ赤な目で「家を出る」というジョアンナに、「何が嫌だったの?謝るから許してよ」と笑って答えるテッドの方がちょっと嫌です(笑)

確かにジョアンナはビリーを置いて家を出ていきます。だけどそれは、仕事も持っていない、家庭を守れない自分が今ビリーを連れ出しても一緒に暮らしていくのは難しいと考えたからだと思います。

今の自分ではビリーを幸せ(ジョアンナ視点で、ですが)にはできない、愛しているからこそ連れていけないという、相当な覚悟のうえでの行動です。

精神医にかかるほどに限界に近づいていたジョアンナの心では、もうこうするのが最良の選択だったのだと思います。

そして、きちんと心の病を治して、ビリーと暮らしていけるくらいの年収をもらえる仕事も手に入れた。

1人の人間として自立して自信も取り戻し、今ならビリーを引き取ってもきちんと生活していけると確信したから、後になってでも親権を欲しがった。

ラストには、ビリーを愛しているからこその苦悩と対峙します。

私にはこれのどこが「悪い」母親なのかわかりません。全ては愛する息子のための言動なんだと私には感じられます。

もちろんテッドも愛する家族のために仕事に精を出していたのでしょうし、ジョアンナが出て行った後は試行錯誤しながらビリーとの2人の生活を築きます。

家庭と仕事の両立が難しくても不利な裁判だとわかっていても、絶対にビリーの親権を諦めるような選択は取りません。

テッドとジョアンナのどちらが悪いという話ではなく、どちらも家庭と自分を大事にしたいあまりにすれ違ってしまった悲しいお話だと思います。

親権争いが起こらない方が、ビリーにとっては不幸なことかもしれません。

そもそも離婚するような事態にならないこと、一度は気持ちが離れてもよりを戻すことができればみんな幸せになれるのに……と思いますが、それはやっぱり作り話だからできること。

実際はこの作品のように子どもを愛するあまりの苦悩に溢れたり、それすら起きなかったりするんだろうなと観終わってからも考えさせられる作品でした。

おわりに

母親の家庭以外での居場所や、特に男性は子どもより仕事が優先される風潮、母親有利の親権裁判など当時だけでなく今でも社会問題になっているテーマで、興味深く観られました。

あとメリル・ストリープさんが今も昔も綺麗で見惚れました!

メリル・ストリープさんが鬼上司のミランダ役を演じられている『プラダを着た悪魔』(2006年)も好きなのですが、ジョアンナがこのあと実は再婚して、仕事でも地位を確立して、ミランダとして鬼上司(実際離婚歴あり、でも子どもには甘いんです)になったと考えるとちょっと面白いです。

長々とお読みいただきありがとうございました。また何か心に残る作品があったら、感想をお話しようと思います。

私は映画やドラマはもっぱらAmazonのプライムビデオで観ています。

時期によって無料見放題とレンタルや購入の作品は変わりますが、いろいろ観られて便利ですよ。

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  ゆき>゜)))彡~

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